地球温暖化対策ファンド投資信託とUACJ株の値動き

投資家たちの中には、その時代の傾向や流行に敏感であることによって、投資先の動向を見極めようとする人も少なくありません。例えば、昨今のエコロジーブームを考察し、環境対策関連銘柄に着目する投資家もいます。そのような銘柄の1つに、「地球温暖化対策株式ファンド」という投資信託があります。日本や海外の温暖化対策関連企業の株式が組み入れられている投資信託で、三菱UFJ国際投信により運用されています。さて、この銘柄の過去1年ほどの基準価額(1万口当たり)は次のように推移してきました。2015年初頭に8,000円をいくらか上回る水準であった基準価額は、年の中盤まで順調に値上がりしてゆき、6月にはおよそ9,500円にまで達します。しかし、その後は大きく下落し始め、9月には7,000円台前半にまで落ち込みました。その後、いくらか回復して8,000円前後の水準で2015年の年末を迎えますが、2016年に入ると7,000円をわずかに上回る程度にまで下落してしまいます。とはいえ、環境対策銘柄に関心を持つ投資家の目には、この安値は買いのチャンスと映るかもしれません。
では次に、非鉄金属、特にアルミニウムを手掛けている会社を取り上げましょう。株式会社UACJという企業です。同社の業績はアルミ相場の動向に大きく左右される場合も多く、そうした観点からこの株式銘柄に注目している投資家もいます。さて、2015年の初頭、UACJの株価は300円をいくらか上回る水準にありました。年の前半は上昇傾向で推移し、5月には350円を超える高値も付けます。しかし、その後は軟調に推移し、9月には188円という年初来安値を付けるなど、さえない値動きが続きました。その後、年の終盤に向けて300円近辺にまで回復しますが、年末から年明けにかけては再び軟調な展開を見せています。2016年1月14日現在のUACJの株価は244円です。